「広告=愛」です。

なぜ、私たちライターにコピーを頼まなければならないのかと言うと、そのことを解っている人が、本当に少ないからです。

広告は=愛なんです。

広告やコピーというと、物を売る方法、集客テクニックだと思う人が大半だと思いますが、そう考えるとダメなんですね。

どんなにいいコピーを書いても、商品自体に魅力が無ければ、売れません。

かなりの凄腕ライターのコピーだったとしても、お客から「搾取」してやろうなどと微塵でも思っていたら、そんなの簡単に見破られてしまうのです。

最初の1回は騙して売れたとしても、それでは後が続かないのです。
カッコいい広告、キレイなデザインの広告を作っても、そこに「愛」が無ければ、お客様の心を掴むことは出来ません。
じゃ「愛」ってなんなんだ、もっと具体的に言って欲しいと言うことで、少し説明しますね。

 

 

 

写真は、最近気付いたのですが、近所の食堂の掲示板です。

以前は無かったので、最近始めたんだと思います。
「定食、650円」と、書いています。
実際に中に入っていないので、どんな人が、どんな気持ちで書いたのかは解りませんが、
「今時、650円でお昼が済ませるのは超お得!!」とか、
「この内容のメニューで650円なら、来てくれるだろう」
なんて、思っているような気がします。
それではあまりにも、お店側の自己都合の押し売りです。
いやもしかしたらもっと簡単なことなのかも、

「もっとお客様に来てほしい。だから掲示板をかけよう」
「他社がやっているので、うちも真似しよう。少しはお客が来るだろう」
「毎日メニューを書き直すのが面倒。だからこうしておこう」

と、いうぐらいの、ことなのかも知れません。

 

私は、この掲示板を見ても、全く心を動かされなかったです。
それは、この店の定食なるものに、650円の価値があるのか無いのか、これでは全く判断できないからです。
掲示板が広告と言えるかどうかは解りませんが、集客するためのアイテムだとしたら同じことだと思います。

例えばこの掲示板にもう少し「愛」を吹き込むとしたら、

今朝獲れた「アジ」の塩焼き、
家の畑で手塩にかけて育てた「ほうれん草のおしたし」
自家製みその「みそ汁」
地元産こしひかりの「ごはん」おかわり自由、
+お好きな1品サービス。
そして、店員の笑顔とまごころサービス
で、650円などと、と書いていたらどうでしょうか?

もちろん、そんなの650円で出せるわけが無いとは思いますが、これぐらい書いてあれば、価値があるかないかを判断できる材料にはなります。

そんなの無理ってことなら、
・今朝、市場で買い付けたばかりの「アジ」と、
・店主が吟味して選んだ「ほうれん草」と、
・女将が腕によりをかけて作ったうまい「みそ汁」
・炊きたてのご飯(何杯でもおかわり自由)
・心をこめて作っています。お気軽にどうぞ、
そして、まずかったら、お金は要りません。
てのは、どうでしょう。

どんな姿勢で仕事に取り組んでいるのかが、少しは解ってもらえるのではないでしょうか?

お客様に出来るだけ、解っていただけるように、心を尽くす。
それが、広告なのです。

どうやったらお客様に来ていただけるのかは、どうすれば何を書けば、自分達の情熱が伝わるのか、と同義語です。
「言われたとおりにやってますけど、お客さん全然来ないんです。あの本に書いてあることはウソですね」
「みんながやっているとおりにやってます。でも、」

って言う前に、ホントにやり尽くしているのか、まだやれることがあるのではないかと、絶えず見直す必要があるのです。

 

ぜひ、見直して下さい。
「愛」の表現方法がわからなければ、わたしたちおやじコピーライターに相談して下さい。
「コピーに愛を!!」
コピーライターあい!!